「AERA」に良い記事が載っている。
「『特措法は違憲』の指摘」という記事だ。
朝日新聞の世論調査では、生前退位について、「今の天皇だけ
退位するようにするのがよい」は17%にとどまり、「今後の
すべての天皇も退位できるようにするのがよい」が76%だった。
憲法学者の木村草太氏は皇室典範の改正は「最低限必要」だと
言う。
さらに一代限りの特措法を認めれば、今後も特措法によって、
恣意的に皇位継承が行われかねないと述べている。
正しい!
さらに23年にわたって宮内庁に勤務していた山下晋司氏は
「特措法によって一代限りの生前退位を認めるのは陛下の真意
に沿ったものではありません」と訴えている。
そして、もし一代限りの特措法だけで、今後の見通しが立たな
ければ、何らかの方法で再度「お気持ち」を表明されるかも
しれないとまで山下氏は言っている。
わしもそう思うのである。
「朝ナマ」でも、わしは脅しておいたが、「一代限りの特措法に
よる退位と即位」というのは、最悪の愚策で、これは天皇陛下に
とって、屈辱のあしらいにしかならない。
タダでは済まないとわしは思う。
やっぱり宮内庁に23年間勤務していた人もそう思うのだなと
意を強くした。
木村草太氏が「皇位継承を男系男子に限ることで天皇家に
かかるプレッシャーは大変なもの。天皇陛下の幸せや人権を
考えていかなければいけない時期にきている」と述べている。
まったくもって100%正しい。
こういう良識的な意見を述べる木村草太と、この記事を載せた
「AERA」を見直した。